脳神経疾患

頭痛

頭痛の原因は多数ありますが、一般的には明確な病変が見られない一次性頭痛と、原因疾患があり放っておくと命に関わることがある二次性頭痛の二種類に分類されます。


・一次性頭痛

 偏頭痛、緊張性頭痛、群発頭痛が含まれます。

 脳内に異常は見られず、命に関わることはあり

 ませんが、群発頭痛は非常に強い痛みを特徴と

 します。

 一次性頭痛は気圧の変化や肩こりなどで引き起こされることがあります。


・二次性頭痛

 脳内で異常が起こり、頭痛が引き起こされるものです。

 代表的なものはくも膜下出血や硬膜下血腫などです。

 くも膜下出血は、「何時何分に」「何をしている時に」など具体的にいつから起こったか覚えている場

 合が多く、その痛みも「人生最悪の」「突然バットで殴られたような」と表現されることがあります。

 二次性頭痛は放置していると命に関わることがあるので、頭痛が起こった場合は受診をお勧めします。


一次性頭痛、二次性頭痛に関わらず、頭痛が起こった場合はご自身で判断されずにご来院ください。

受診を迷った場合はお電話でのご相談も受け付けております。

眩暈(めまい)

体のバランス感覚は主に耳の三半規管(内耳)や小脳でコントロールされており、それらが障害された場合、めまいが起こることがあります。


具体的には、脳出血や脳梗塞が小脳で起こったり、三半規管につながる神経の通り道に腫瘍が出来たりなどがあります。


また、めまいには種類があり、視界が回る回転性めまい、ふわふわと浮いているような感覚の浮動性めまい、クラっとする立ちくらみがあります。


回転性めまいの場合は三半規管およびそれに関連する神経の障害であることが多く、この症状が出た場合は耳鼻咽喉科の受診を検討して下さい。


浮動性めまいの場合は脳梗塞などの中枢神経系の障害であることがある為、当院等の脳神経外科の受診を強くお勧めします。


立ちくらみは、急に立ち上がった時に低血圧となって起こることや、貧血等で起こることがあります。頻発する場合はかかりつけ医でご相談ください。

痺れ

痺れと一口に言ってもその症状はさまざまで、人によって別々の感覚を痺れと呼んでいる場合があります。

原因にもさまざまありますが、椎間板ヘルニアなどの脊椎の損傷によるものや脳梗塞や脳出血によるものがあります。


長時間正座したときのように手先や足先がピリピリする場合は、末梢の血流が悪くなっていることが第一に考えられます。

急激な温度変化や血圧の変動などが考えられるため、寒暖差対策をし、急に立ち上がったり座ったりしないようにしましょう。

様子を見ても症状が改善されない場合は、整形外科の受診を検討いただくか、当院にご来院ください。


手先や足先の感覚が鈍くなり動かしにくい場合は、同じく末梢の血流が悪いことが考えられますが、左右どちらかのみの手足にこの症状が出た場合は脳梗塞の可能性があります。

脳梗塞等の脳の疾患は、左右両方同じ場所に起こることはほとんどなく、左右どちらかの手と足に症状が出ることが特徴です。

手と足に両方、左右どちらかに痺れが出た場合は速やかに当院等の脳神経外科に受診することを強くお勧めします。


また、上記に該当しない場合も、痺れを含め気になる症状があればかかりつけ医に受診することをお勧めします。

頭部打撲

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